前回スーパー戦隊シリーズが50年の歴史に幕を閉じたお話を書きました。
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終了したスーパー戦隊シリーズ―好きだったあの作品とシリーズの不変だったものを語る
そういえば50年続いた「スーパー戦隊シリーズ」が「ゴジュウジャー」を最後に終了したそうですね。 このシリーズは、どの世代の人と話しても各世代で真剣に見ていたシリーズが違いますよね。 自分よりも結構下の ...
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時代とともに、戦隊の人数が変わったり、女性の数が増えたり、リーダーの色が変わったり、どの世代も子供時代に好きだった戦隊を語れるほど人気のある番組でした。
さて今回は、スーパー戦隊シリーズには欠かせない「色」についてちょっと小噺をしたいと思います。
昔は色を4つで表した
現代では戦隊シリーズの影響もあって、「赤」や「青」は主役に近いようなイメージが定着しているような気がします。
スーパー戦隊シリーズでも、この2色は全作品に皆勤賞で、性別こそ青は女性が何人かいましたが、赤は「シンケンジャー」だけがシリーズで唯一の女性レッドでしたね。
それも途中出場なので最初から登場している松坂桃李のレッドが男性であるのを考えると、赤についてはほぼ男性が務めていると言っていいでしょう。
そして途中から人気の高かった「黒」は、それまでの戦隊シリーズでよく使われていた「緑」の代わりに登場したようなイメージがあります。
最後に「白」は女性の担当が多かったですね。
2作目の「ジャッカー電撃隊」に早くも「白」スーツのビッグワンが登場しました。
しかも途中から戦隊の人数が変更となる走りでもあったのですが、このビッグワンはあまり「白」と言うイメージがないのですよ。
とてつもなく強い戦士で、顔の模様やマントの色からレインボーのようなイメージがありました。
その後は9作目の「チェンジマン」まで白は出てきませんし、その次は15作目の「ジェットマン」と、しょっちゅう出てくる色ではなかったのです。
さてこの「赤」、「青」、「黒」、「白」の4色は大和言葉として知られていて、昔の詩集などにはこの4色しか出てこないそうです。
そしてこの4色に共通しているのは、「イ形容詞」である点です。
つまり「赤い」、「青い」、「黒い」、「白い」と「イ」をつけるだけで形容詞となり、これ以外にイ形容詞となる色はありません。
赤と黒の語源は、「明し」と「暗し」で、青と白の語源は「淡し(あわし)、漠し(あをし)」と「顕し(しろし)」となるのです。
明るいと暗いは何となく分かりますけど、「淡・漠」と「顕」は何となくイメージしづらいですよね。
前者は「何となくぼんやりしている」で、後者は「はっきりしている」という感じでしょうか。
昔は目に見える景色などに色を付ける場合は、この4色で表現していたとなるわけです。
色名に「色い」がつく2色
戦隊シリーズでは赤と青に次いでよく使われた色が「黄色」ですね。
「黄色」のいない戦隊シリーズの方が、むしろ珍しいくらいではなかったでしょうか。
そしてとうとう一度も出場しなかった色が「茶色」です。
意外に「~ブラウン」というのがいなかったですね。
さてこの2色は「色名」に「色い」をつけて形容詞化します。
「黄色い声援」、「茶色い壁」のような形ですね。
この2つの色も江戸時代頃には使われていたようですが、赤や青とは違い「色」をつけた方が書いていても言葉に発してもしっくり来る感じが面白いです。
それ以外は「の」をつける
上記までの6色以外だと、すべて色名のあとに「の」をつけます。
戦隊シリーズで言えば、おなじみの緑とピンクは「緑の葉っぱ」や「ピンク(色)の家」のような感じです。
「トッキュウジャー」にオレンジスーツがいると知った時に、「オレンジって珍しいなぁ」と思っていました。
しかし筆者が見ていた「バトルフィーバーJ」にもいましたね、、、コサックが(笑)
そう、バトルコサックも確かにオレンジです。この「オレンジ、橙」も「オレンジ(色)の」や「橙の」となります。
後は戦隊シリーズで出てきた色で言えば、「銀」や「金」、「紺」、「紫」、「灰」などがあると思います。
これらもすべて色の後に「の」をつけて使いますよね。「銀のスプーン」とか「紺のスーツ」とか・・・。
「色」をつけても大丈夫です。「金色の卵」とか「灰色の空」とかですね。
日本語は難しい
日本人であれば、難なく使えるこれらの形容詞もよくよく考えてみると難しいものですね。
「茶い家」、「灰い空」のような発音をしたら日本人であれば完全におかしいと分かりますから。
リーダーに赤が多いのは、「赤いリーダー」、「赤い闘魂」のような形容する際の語呂がいいというのもあるかもしれません。
皆勤賞の「青」や爽やかな女性を感じる「白」、ダークヒーローの「黒」などの新しいリーダー像もまたいつか登場してくれる、と信じたいですね。


