これまでも何でもないフリートークで「湧き水」にさらっと触れてきた記事が2つほどあります。
本当に他愛もない話で、「湧き水で汲んできた水で湯を沸かしお茶を飲みながら考えている」ような、まったくもって話の本筋とは関係ない景色の一部であり、まさに完全脇役としての登場でした。
そんな「湧き水」を今回は主役に押し上げながら、少しお話をしてみたいと思います。
これから卒業シーズンで北海道旅行を考えているかたもいるでしょうから、参考になってもらえれば幸いです。
地方で山々が連なる麓の地域だと、「湧き水」が豊富に出ている所も多いでしょう。
たいていそのような湧き水はいつでも出ているので、誰でも汲み放題ですし、その美味しさに心だけでなく本当に踊り狂ってしまったかたは・・まぁそんなにいないかもしれませんね。
でも歓喜の声を上げている人は、結構見たりしませんか?(笑)
天然の「湧き水」は本当に美味しいですよね。
特に夏の暑い日など手ですくって飲む湧き水は最高に気持ちのいいものです。
北海道はその地域の特性で、湧き水が出ている所がたくさんあります。
湧き水がありすぎて、自治体一つの上水道が賄えてしまう場所もあったりするのです。
以前、「北海道に移住したい」と考えている読者様からの質問に答えた記事がありました。
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[質問に回答します]海に近い場所で暮らしたいけど移住後の不便はな点は?
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このお返事でも書いた通り、旭川市に近い東川町と言う場所は、全世帯に湧き水が通っているため、住民の上水道代が無料となっています。
そもそも前提のお話として、北海道の蛇口から出てくる水は、普通にそのまま生活用水にも使えます。
ホテルなどの洗面所にも注意書きで「この水は飲めます」と書いてある所も少なくありませんしね。
でも当然、湧き水のうまさは遥かにその上を行っています。
そのため飲みすぎや持ち帰った場合にはちょっと注意が必要となるのです。
まずは湧き水事情について、ちょっとお話しておきたいと思います。
北海道の道南地域では「乙部町」と言う場所に湧き水スポットが結構あります。
筆者が一番湧き水を汲む場所は「森町の駒ケ岳の湧き水」なのですが、乙部町に行った際も4,5か所あるどこかの湧き水を必ず汲んで帰ります。
中でもよく汲む湧き水を3つばかり挙げておきましょう。
乙部町から八雲町の熊石方面に向かう国道229号が、数年前の大規模ながけ崩れのために長年迂回を余儀なくされているのですが、この迂回路の始まりに「といの水」という湧き水が出ています。
しかしこの迂回路は夏限定で冬は通れないため、冬に熊石方面に行く場合は別の迂回路を通る必要があります。
冬の迂回路の途中にあるのが、「こもないの水」という湧き水になります。
そして迂回路を抜けた先、元和台(げんなだい)の道の駅の少し先にあるのが「能登の水」で、筆者は乙部町では、おおよそこのどこかで水を汲んでいます。
ちなみに3日後の3月2日に乙部町に行くのでどっかで水を汲んできます(笑)
さて、実は乙部町のこれらの湧き水にはすべて注意書きが書かれています。
それは「生水では飲まないようにしましょう」というものです。
近所の人であれば、鍋とかやかんなどに入れて家ですぐに沸かせるかもしれません。
しかしドライブ旅行などでたまたま近くを通って、「湧き水があるよ~」と湧き水をペットボトルなどに入れてそのままそれをごくごく飲むのは推奨されていないというわけです。
実はこういった湧き水は環境管理を自治体で行っていて、こういう注意書きを出している自治体と出していない自治体があります。
では「湧き水」は本当にそのまま飲まない方がいいのでしょうか・・?
これは一概にはどちらがいいかとは言えないのです。
天然の湧き水と言えど、やはり一度煮沸した方がいいかもしれませんし、少し手ですくって飲むくらいなら別にそのままでも全然大丈夫だと思います。
ちなみにニセコの「甘露の水」は絶対そのまま飲んだ方がいいだろうな、と思いますけど乙部町のように自治体が注意喚起しているならなるべく持ち帰って一度煮沸した方がいいのだろうな、とも思います。
これが正解というのはありません。
ただしこれらの湧き水をその場で飲む際には一つ覚えておいてほしいのが、飲みすぎると結構な確率で「お腹が緩くなる」と言う点なのです。
これはどうしてなのか・・?
普段あまり食生活がよろしくなくて、ジャンクフードやコンビニの弁当など偏った食生活を送っている人は、特に「湧き水」というのが効きすぎる傾向にある気がします。
これは別に「下痢」のような「お腹を壊した」という症状ではないのです。
そのため上では、お腹が【緩くなる】と書いています
本当に綺麗な真水がお腹の中を通って、「腸が活発に動く」ような感じなのです。
そのため飲んだ水がそのまま腸の中を洗浄して、そのまま汚れと一緒に便となって出てきたようなそんな感覚を味わうかもしれません。
見た目は「下痢」のように感じますけどね。
わざわざ注意喚起している自治体もありますけど、これはおそらくどの「湧き水」でも起こりえるものではないか、と思っています。
そのため旅行などで来て、湧き水を無造作にごくごく飲んでしまうと、道中で「お腹がぐるぐるしてトイレに行きたい」となる可能性もあります。
そういった意味では、少し口に含むくらいにして、後は湧き水でペットボトルをしっかり洗って持ち帰った方がいいのかもしれません。
ホテルなどに宿泊していれば、ケトルが置いてある場合もあるでしょうし、一旦煮沸してから飲むようにするのもお勧めします。
煮沸すれば安全度は高くなるかもしれませんが、煮沸した湧き水を冷やして飲みすぎるとやっぱりお腹がびっくりする場合もありますから、飲みすぎにはある程度注意が必要かもしれませんね。
というわけで、旅行が増えるシーズンですから湧き水に関する注意を少し書いてみました。
湧き水によっても違いはあるかもしれませんが、これはその人の体質でも結構変わってくるかもしれません。
若い人であれば全然関係ないのかもしれませんし、どんなに不摂生な生活をしていても、腸がもの凄く丈夫というかたもいるでしょう。
普段、「天然水」や「山の湧き水」とは縁のない都会で暮らしていると、つい珍しさで飲みすぎてしまう人もいるでしょうからお腹の緩みには十分に注意してほしいと思います。


