あらすじ
偏差値30のバカ学校「龍山学園」に登場した桜木建二は、学園の不良債権化を立て直すために新たに「特別進学クラス(東大進学コース)」を作り、自ら担任となった。
落ちこぼれの生徒たちしかいないこの学内で、とりあえず矢島と水野の2人が東大を目指す進学クラスに入った。
東大の各科を比較すると馬鹿でも入れる確率の高い「理科一類」を目指し1年間の猛勉強へと突き進む。
講師陣も個性的な面々を揃えた。
詰め込み教育、要するにスパルタ教育がモットーの数学の柳鉄之介。
踊って楽しく英語を学ぶ川口洋。
すべての教科の基礎である国語で、日本語の読み書きの大切さを説く芥山龍三郎。
理科の阿院修太郎。
矢島と水野は、これまでにいなかった教師たちからの教えを受け、また時には1年生の進学クラスで先生として授業をするなど東大合格へと向かって邁進していた。
目標である東大に実際に赴き、ゴールをイメージし、競争に打ち勝ち一位を目指す。
桜木を始めとする先生たちが進学校クラスの生徒たちの育て方を真剣に考える姿勢も手伝い、落ちこぼれでレベルの低い学校での生活を送っていた矢島や水野にも、東大に入れる道筋が見えてきた。
感想ネタバレ
「バカとブスほど東大へ行け!」
テレビドラマで桜木(演・阿部寛)が生徒たちに叫んだ有名なセリフですね。
マンガでは新しく設置した「東大進学コース」から1年後の東大合格者を1名出すのがとりあえずの目標となります。
「やり方や目指す学科を間違えなければ、東大への進学は誰でもできる」というのが「ドラゴン桜」の話の本筋であり、その過程で本当に勉強に役に立つ内容もたくさん出てきます。
文章を書いている筆者としては、やはり国語担当である芥山先生の最初の授業は何度も読み返してしまいますね。
「読む力」と「書く力」の大切さ。そして帰国子女を対象とした入試問題の小論文は、正に「読んで書く」力を試される良問でした。
偏差値の低い高校から東大入試を目指すには、どういった考えや勉強法が必要なのか?
今回は山ほど出てくる「東大に合格するためのノウハウ」からいくつかピックアップしてみたいと思います。
数学の文章問題は長い方から解け
一見文章が短い方が、簡潔で簡単そうに見えます。
しかし多くの条件が与えられている長い文章の方が、考える量が少なくなるので結果、有利となるのです。
言葉で書かれているパーツは数式に置き換えながら、先に長い文章問題から取り組みましょう。
教科書や参考書は綺麗に使え
教科書や参考書の大事なところを、色などの蛍光ペンなどで塗っても意味がありません。
その理由は、線を引いて「覚えた気になってしまう」のを防ぐためです。
汚していいのは「ノート」の方で、教科書や参考書は汚さず綺麗なままがいいようですね。
東大新聞
紙の東大新聞によって、東大生や東大を受験する高校生に対する隠れた情報が発信されていると教えられました。
現在ではオンラインでも東大新聞を閲覧できるようになっています。
テレビや本では得られない、正に一次情報ですね。
トランプ
数字を見たらすぐに足し算、引き算する癖をつけましょう、と言うお話です。
計算力の向上、頭をフル回転させるにはもってこいなのが、柳先生からアドバイスされたトランプでしたね。
1年生への授業で矢島と水野が使っていました。
睡眠に関するお話
- 受験生がやりがちな「徹夜」は、長期記憶として定着しないのでやらない
- 睡眠時間は1.5時間の倍数になるように設定しておくと疲れが取れやすい
勉強だけでなく、体の健康も維持してこその受験体勢というわけですね。
メモリーツリー
メモリーツリー、いわゆる「マインドマップ」は記憶の向上には必須のツールです。
社会に出てからもメモリーツリーにはお世話になるし、学生時代から慣れておきたいものですね。
絵も混ぜて、イラストからも記憶に定着させたいところです。
時間割は作らない
これは夏休みの学習計画として出てきたお話でしたね。
「綿密なスケジュールは立てない」、つまり計画を立てると願望の塊になってしまうからと言う理由でした。
目指すは「〇〇〇〇」で、一つ一つ地道な積み重ねを目指すために、ノルマを決めて毎日クリアしていく点を重要視するのです。
すべて〇をつける
受験に対してもポジティブに考えられる方が有利でしょう。
自分の環境においてはどんどん〇をつけていくと前向きになれます。
例えば「自分の机と椅子がないのは〇。座って作業しながら眠くならずに済むから」のようにですね。
質問の仕方
質問の仕方はとても重要で、当サイトでも以前に以下のような記事を書いていました。
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質問は感情ではなく事実で問う
「PRESIDENT」に掲載されていた「質問力」の話ですけど、これは結構「ドキッ」とする内容でしたね。 まずダメな質問力として上がっていた「思い込み質問」は、自分が日常的にも良く使っている聞き方でした ...
続きを見る
ドラゴン桜では、男子が女子に話しかける際に意識して使う言葉や会話の盛り上げ方を、桜木が矢島に教えていました。
相手に何かを訪ねたい時には、やはり意識しておくべき言葉のチョイスは変わらないですね。
歴史の勉強法
~があった。~が起こった。そして~が始まった。
という歴史の教科書は、出来事が時系列に並ぶだけなので、どうしても覚えにくくなります。
しかし結論(発生した出来事)について、「それはなぜ起こったのか?」と時系列を逆から読み進めていくと、はっきりと因果関係が分かる、というものでしたね。
そうなると教科書は逆から読んでいくのがベストであり、世界史の問題集であれば、出題範囲の広い16世紀以降(問題集の後半)から前に向かって重点的に勉強していくのがベストなわけです。
実務においても結論からその理由を導き出したり、文章を書く際にも結論を出しておいて、その理由や例示を明かす手法もよく使われたりします。
計算を楽にする方法
■偶数×5の時は偶数を2分割しろ
236×5=118×2×5=118×10=1180
■4の倍数×25は「4×25」を作れ
32×25=8×4×25=8×100=800
■(X+Y)(X-Y)の形を作れ
41×39=(40+1)(40-1)=1600-1=1599
■10000は9999+1に変換
10000-2845=9999-2845+1=7155
受験生を持つ親の立ち位置も学べる
- 子供の可能性を一番邪魔しているのは、大人が勝手に作り上げた先入観
- 子供の結果を求めないのは親にしかできない
- 子供が勉強する理由は親が喜ぶから
受験生を持つ親が、子供を見守るうえで大切な心構えも語られています。
実際に東大生の子を持つ親は、子供が小さい頃から「勉強しろ」とは言わないそうですね。
桜木から教えられた「勉強」とは「〇〇〇こと」。
各教科のスペシャリストの教えは、実際に高校生が勉強する時はもちろん、大人が新しく何かを学ぼうとする時の参考になる考え方も多く、一度は読んでおいた方がいいマンガだと思うのです。
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ドラゴン桜
| 連載 | モーニングKC |
| 作者 | 三田 紀房 |
| 巻数 | 21巻 |
| 現況 | 完結 |
| おすすめ度 |


